ヘーベルと真っ向勝負！？大成パルコン

大成建設「パルコン」　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
のつづき。

営業マン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ヘーベル板の外壁の様に鉄筋コンクリートは細かく継ぎ足しません。例えば８畳の部屋なら壁４枚、床２枚で出来ちゃいます。基本的な構造は東京都庁舎と同じですから頑丈なわけです！！」

なんと ！１部屋の壁の１面は１枚で出来てしまうのだ！
これを東京都庁舎のような（同じじゃないと思うけど）頑丈な鉄筋コンクリートで囲むということは・・・。

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・頑丈さ・保温性・遮音性
がズバヌケていいはずだ。
なんてったって”すきま”がないんだから。

営業マン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「すきまがないからお客様（私）の希望の白い吹き付け壁にした場合も”ひび割れ”の心配がありません。」

１０年くらい経つモルタルの吹き付けを見るとよく角などにひび割れが入る。
下地のすきまによるきしみや地震などによるゆがみによるものらしい。
だがそもそもすきまがなければひび割れの可能性も低くなるわけだ。
ちなみにＳｘＬ（エスバイエル）は下地に特殊なネットを張り巡らすことでこのひび割れに応戦していた。
他のメーカーも何かしらしてるかも？

「で？Ｑ値・Ｌ値は？」

というと、記憶が曖昧だが、はっきり数値で答えてくれなかったような気がする。
しかしカタログを見ると
・保温性はヘーベルハウスの５倍（ＡＬＣ鉄骨住宅って書いてあるけど）
・床遮音性はＬ－６５以下
 
↑ＡＬＣ＝ヘーベルハウスかなりライバル視されてます。

と書いてある。露骨にヘーベルハウスとまっこう勝負のカタログだ。
かなりウハウハで話を聞いて家に帰り、嫁に怒涛のごとく説明した。

「ヘーベルなんて目じゃないくらい頑丈で暖かいぜ！
　しかも真っ白な壁がずっ～とキレイなままだぜ。
　その上、大成建設だぞ。
　『その営業マンは退職しました』なんてウソついてアフター逃げる
　こともないだろ。いいだろ！」

しかし、嫁はどうにも煮え切らない。
どうやら
”コンクリート打ちっぱなし”
の冷たい雰囲気がお気に召さないらしい。
日本を代表する建築家　安藤 忠雄だって、住宅はコンクリート打ちっぱなしにこだわっているのに・・・。

しかし、その後数日間いろいろ調べると

・壁で強度を持たせるため増改築がしにくい。
　（壁を壊すのえらい大変そうだし）
・構造上２階風呂にした場合、風呂入り口に２０センチほどの段差ができる

などなど構造上「自由度があまり高くないかも？」という見解に至り、
候補からはずれてしまった。
オフィスビルのリフォームは内装を替えるだけだから簡単だけど、
住宅は外壁自体替えるリフォームもありうるからね。

その後、今度こそわき目もふらず、鉄骨住宅研究に没頭することになるのだった。

つづく↓
http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2007-03-29

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タグ：大成パルコン

コメント 1

はじめまして
住宅をいろいろ調べていてこのサイトにたどり着きました。
実は、パルコンで仮契約をしているものです。間取りの制約などがありかなり苦労していますが、楽しみながら煮詰めれたらと思っています。一つ質問してもいいでしょうか。コンクリートの中性化についてです。コンクリートが中性化するとはどんな状態でそうなるのかについてよくわからないのでもしよろしければ教えてください。よろしくお願いします。
by 天草大王 (2009-04-21 00:02)