これからの住宅は「メーカー名」でなく「性能」で買う [積水ハウス]
中古住宅の査定にブランド名は関係ありません。
前回は我が積水ハウスの査定価格の安さにびっくらこいたと書いた↓http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2009-03-18
・ 性能は考慮されないのか?
・ ブランドは魅力とならないのか?
そこで知り合いの不動産屋さんに聞いてみた。
「バッグだって中古を売るときユニクロよりヴィトン方が
ぜんぜん高く売れるじゃん。住宅は違うわけ?」
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知り合いの不動産屋さんは淡々と語ってくれた。
「ウチの会社の場合、中古住宅は新築価格から年4%ずつ査定を下げていきます。
20年で80%ダウン。その後は個別の状態で判断します」
「一律4%なの? それなら劣化が少ない高性能住宅を買った方がお得じゃない」
「一律4%です。でも高性能な住宅は新築価格が高いですよね。
同じ4%ずつダウンでもスタートが高いわけです。
例えば
新築で2000万の家は10年後に1200万ですが、
新築で3000万の家は10年後に1800万ということになります」
「なんだ、そうなんだ。だったらやっぱりオレがもらった査定価格は安すぎるね」
「でも、最終的には周辺の相場によります。
さっきの例みたいに600万も差が出ちゃうと売れないんですよ。
いくら大手メーカーの高性能住宅と宣伝しても
実際売れるのはせいぜい建物価格の2割増しで240万アップってところじゃないですか」
「じゃー中古住宅の場合、新築時ほどの差額は出ないということだね」
「中古住宅を買う人はそもそも住宅のブランドに対する関心は低いですからね。
家はヴィトンみたいにみんなが群がるブランドなんてないじゃないですか。
あと、内外装の立派さもあまり査定に関係しませんね。
いくら大理石や無垢材などを使っても興味のない人には価値がないんですよ。
むしろ『趣味が合わない』って買い手がつかないことの方が多いんです」
「じゃー2割増しの根拠はなに?」
「ブランド名が査定に影響するとすれば
”高性能への期待です”。
大手ハウスメーカーなら
・ 丈夫だろう
・ メンテナンス代が安く済むだろう
と思う人が多い。
だからチラシにもメーカー物なら『~ハウス』と必ず入れます。
実際にリフォームする際はメーカーものは傷みが少ないから
安く済むのは事実です。
だから名の知れたメーカーは2割程度なら高値で売れます」
「買ったときは1000万も高いのに売るときはたった240万か……」
がっくり肩を落としていると彼は一応フォローを入れてくれた。
「今までは”高性能”といっても根拠は
メーカー名=ブランド
くらいしかなかったじゃないですか。
6月から家の履歴書で性能を証明できるから高性能住宅はもっと売りやすくなると
思いますよ」
やっぱりそうか。
いよいよ私の性能評価書↓が役に立つわけだな。
「これからはどこの業者で建てようが
客観的数字で性能が表示されます。
そうなると
”どこのメーカーで建てれば安心”
という考えはなくなり
”どの程度の性能なら安心”
となるでしょう。
そう考えるとやっぱり大手ハウスメーカーは割高かもしれません。
高性能な住宅の建築コストは一般住宅より2割アップと言われています。
一般の住宅が55万円だとすると2割アップで
66万円。
大手メーカーは軽く70万をオーバー↓します。
http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2009-03-13
だからこれからの生き残りは大変だと思いますよ」
う~ん、なるほど。
これからのハウスメーカーは生き残りを賭け
”高性能な割りに安くなる”
のか。
楽しみになってきた。
つづく。
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