シロアリが近づけない家ってどんな家?(基礎乾燥編) [天然素材の家]
乾燥地帯にシロアリなし
前回の続き。
先日取材した天然住宅↓の社長
http://tennen.org/
によると
「基礎を乾燥状態に保てば、まずシロアリは近づいてこない。その上、土台にヒバやヒノキを使えばさらに効果的です」
とのこと。
我が積水ハウスは、基礎に通風孔↓を開け床下を乾燥させている。
このようなタイプは、もはや古いようで最近では基礎と土台の間に厚さ2㌢ほどの”基礎パッキン”をはさんで通気性を持たせるのが主流だ。
要するに家が基礎から2㌢くらい浮いている状態にするのだ。
素材はゴム製が多いが、天然住宅ではシックハウス対策のためステンレス製を使用。
防蟻剤を使用せずこの通風&ヒノキなどの土台でシロアリ対策をしているのは、
・ サンワホーム http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2008-07-15
・ タマホーム http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2008-10-22
・ 四季工房 http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2009-03-05
・ 天然住宅 http://tennen.org/
などなど。
やはり「自然派」のメーカーが多い。
さらに社長は教えてくれた。
「土台に木酢液を塗るとさらにシロアリは来なくなりますよ。効果は5年ほどです。でも私の自宅は築18年ですがノーメンテナンスでまったく問題ありません」
木酢液とは炭を焼くときに出る煙を冷やすと出来る液体。強い殺菌力があるエコな優れものだ。
くわしくは↓
http://www7.plala.or.jp/organicrose/woodvine.htm
どうやら薬剤を使わなくてもシロアリ対策はできそうだ。
しかし、最後に社長は言った。
「でも、ゴキブリは出ますね。年に1・2回ですけど」
薬剤被害の心配 VS ゴキブリとの対決
どうやら次の家では腹をくくってゴキブリ退治をしなければならないようだ。
嫁が。
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床下の乾燥を考えれば考えるほど、コンクリートを使わない伝統工法の石端立ての良さを思わずにいられません。(おかしなことに建築基準法で新築は無理です)
前の記事で紹介したtoyoさんのBLOGでかつて基礎パッキンについて質問したことがあります。
確かそのときの回答は、「基礎パッキンの場合、基礎の下のほうが基礎及び仕切りの全周にわたりデッドエアー(動かない空気)になる可能性があり、大きな通風口を複数開けたほうが床下のためには良いような気がする」というものでした。(実は我が家は基礎パッキンです)
基礎パッキン方式での経年変化の観察は、実際に多用されてから十年少々しかたっておらず(つまりはフィールドテスト中)必ずしも定評のある方法として確立しているわけではないようです。
(偏見かもしれませんが、ハウスメーカーはこの種の説明しやすく新規性のある物には信頼性が確立する前からいち早く取り込む傾向を感じています。)
by たいせい (2009-04-15 16:57)
なるほど。では積水ハウスのような通気孔の方が良さそうですね。
安心しました。
でも、鉄骨でも関係あるんですかね?
by 前太 (2009-04-16 17:33)
鉄骨でも構造駆体は無事ですが、木部でのシロアリ被害はあると聞いた記憶があります。
むしろ断熱の仕方次第で金属部分が熱架橋となり、結露を呼び込むこともあり得ると思います。(室内の断熱性能とは別のところで結露を呼び扱くことも考えられるかも?)
by たいせい (2009-04-16 23:51)
たいせいさんお返事ありがとうございます。
そういえば以前アーバンエステートの営業マンが言ってました。
「団地だってシロアリにやられますよ。コンクリートの壁に土の道を作って家の中へ入り、木部を食べるんです」。
やはりシロアリはあなどれませんね。
by 前太 (2009-04-17 09:38)