珪藻土は接着剤と吸放湿性能にこだわれ! 天然素材の家を訪問しました。 [天然素材の家]
珪藻土は「北海道産」がいいらしい
週末に天然素材を使った家を建てる地元工務店のバスツアーに参加してきた。メインは3年前に建てた施主のお宅訪問。
今まで30社前後の家を見てきたが、天然素材を売りにするものは初めてだった。
*写真撮影は不可だったので画像はありません。すいません。
外観は南欧風。
ブラウンの塗り壁の素材はモルタル。
さらに光触媒加工でセルフクリーニング機能を加えている。
「光触媒で天然素材の家??」
と思ったが、外壁の化学物質は外気で拡散し毒性が薄まるとこの本↓
に書いてあったから許そう。
中におじゃますると壁、天井全面に珪藻土が塗られている。
サメジマコーポレーション製↓とのこと。
http://www.samejima.co.jp/
珪藻土というと「接着剤」が気になる。
いくら自然素材の珪藻土でも固める接着剤が化学物質なら意味がないからだ。
同社商品の接着剤の成分は「でんぷん」だから安心。
しかも吸放湿機能もバツグンとのこと。
なんでも吸放湿のカギは珪藻土表面の穴の大きさにあるらしい。
大きすぎると吸湿能力が弱く、小さすぎると放湿が弱い。
この商品は穴の大きさのちょうど良い北海道産の珪藻土を使用。
他の地方のものだと穴が大きすぎるそうだ。
実際に比較したわけじゃないから責任持ちませんけど。
とにかく、珪藻土の壁に囲まれているとなぜか気持ちがいい。
「なぜだ。なんでだ」
と、キョロキョロして気づいた。
陰影がいいのだ。
我が家のビニールクロスは塗り壁風↓。
これでも
「壁は塗り壁にしたんだ」
と言われることがある。
が、しかし本物は質感が全然違う。
ウチのは凹凸がせいぜい0.5mm。
本物は平気で2mmくらいある。
上からダウンライトの暖かい光を当てると陰影が強調され
「ここはヨーロッパのバーですか!?」
っという感じに。(行ったことないけど)
結構たまらない。
もう一つ気持ちがいい理由が
「部屋にホコリが舞わない」
ということ。
ビニールクロスは静電気を帯びるので人が動くたびに部屋中のホコリが壁に吸い付く。
これがないから部屋の空気が澄んでいるように感じるのだ。
さらにオーナーの奥さんが興味深いことを言っていた。
「天然素材の家って聞くと手入れが大変と思うでしょ?
でも簡単。珪藻土の壁は汚れればハケでチョチョットと塗るだけ。
時々ヒビが入るけど同じように塗るだけ。技術なんかいらない。
下手くその方がデコボコが出来ていいし。
あと、画びょうの穴なんか濡らして指でグネグネするだけで埋まっちゃう。だから気にせず穴開けまくりよ」
その場でヒビを見せてもらったが教えてもらわなきゃわからない程度。
それよりもビニールクロスのつなぎ目の方が気になる。
それ以上にビニールクロスで気になるのは、補修後が年月と共に目立ってくることだ。
境目の糊にホコリが付いて黒ずんでくるのだ。↓
う~ん。
天然素材⇒憧れ⇒でも面倒くさそう⇒やめとく?
この考えは改めてもいいかもしれない。
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珪藻土は意外に怪しい素材です。
天然鉱物である珪藻土を熱処理するのですが、熱処理の仕方によって多孔質を失ってしまったり、アスベストと同じような飛散物質に変わる場合があるそうです。
また、練るための接着剤(?)によってはそちらの方がホルムアルデヒドの元になったり、珪藻土の良さを打ち消したりする場合も多々あり、一口に珪藻土使用の一言で飛びつくわけにはいかない素材だと聞きました。
なおECなどではアスベストに次ぐ悪い素材として禁止されている国もあるようです。(何かで読んだ記憶があります)
参考までに珪藻土について書かれたBLOGを紹介します。
大丈夫か?その珪藻土:たたかう★アキラ:So-net blog
http://go-go-akira.blog.so-net.ne.jp/2007-08-28
自然素材も色々さ!:たたかう★アキラ:So-net blog
http://go-go-akira.blog.so-net.ne.jp/2008-03-08
大丈夫か?その珪藻土!:たたかう★アキラ:So-net blog
http://go-go-akira.blog.so-net.ne.jp/2008-03-13-1
珪藻土はウソつき!:たたかう★アキラ:So-net blog
http://go-go-akira.blog.so-net.ne.jp/2008-03-22
by たいせい (2009-05-15 20:46)
たいせいさんいつもコメントありがとうございます。
参考にさせていただきます。
by ZENTA (2009-05-15 21:13)