2013年度に注文住宅を建てた人の平均世帯年収は843万円 [注文住宅購入者の平均年収]
年収500万円で5000万円の家が買えてしまうワケは?
一般社団法人住宅生産団体連合会が「2013年度戸建注文住宅の顧客実態調査」の結果を公表した。
これは注文住宅を建築した顧客の平均世帯年収や建築費などを調査したもので、
対象エリアは、3大都市圏(東京圏、名古屋圏、大阪圏)と地方都市圏(札幌市、仙台市、広島市、福岡市、静岡市)。
有効回答数は4343件だった。
まず注文住宅を建てる人の平均像はこちらだ↓
(出典:一般社団法人住宅生産団体連合会「2013年度戸建注文住宅の顧客実態調査」)
ざっくり説明すると以下のようになる。
・平均年齢は42.3歳
・平均世帯年収は843万円(前年比+33万円)
・平均住宅取得費は4368万円(土地代込み、前年比180万円)
・平均建築費は3244万円
・平均借入金額は3293万円
・借入金の年収倍率は3.91倍
この数字を見ると
「ちょっと高給取り過ぎないか?」
と感じる人が多いのではないだろうか。
私はその理由を次のように予想した。
・同連合会の会員のほとんどは大手ハウスメーカー。なので顧客層がやや高所得者に偏っている。
・上記結果は「初めて家を建てた人(一次取得層)」も「建て替えした人」「買い替えた人」もごちゃまぜ。50代、60代の高所得者も入っているので平均世帯年収が高くなる。
実際に一次取得層が多くを占める「土地を購入し、新築」した人の平均建築費は
2981万円
だった。
全体平均に比べ263万円も安い。
ちなみに土地代を合わせると4975万円。
(出典:一般社団法人住宅生産団体連合会「2013年度戸建注文住宅の顧客実態調査」)
「それでも多くないか!?」
という人もいるだろう。
国税庁の平成24年分民間給与実態統計調査によると、
35歳から39歳男性の平均年収は498万円、
40歳から44歳は561万円。
確かに年収500万円で5000万円の家を買うのは、
ちょっと無理があるだろう。
ではなぜ買えてしまうのか??
親などからの援助があるからだ。
平均贈与額は1121万円。
つまり実質4000万円弱の家を買っているようなもの。
住宅購入資金の贈与と言えば2013年度は、
1200万円+基礎控除110万円=1310万円まで贈与税が非課税だった。
(省エネまたは高耐震住宅の場合)
くわしくはこちら↓
http://www.mlit.go.jp/common/000209379.pdf
結構上限額まで援助してもらっていることになる。
今年(2014年)も1110万円まで非課税だ。
やはりいくつになっても親心をいうものはありがたい。
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