ハウスメーカー顧客満足度ランキング

項目別の口コミが読みたい。

どんなモノでも選択をする際、
評価が数値化されていると選びやすい。

そのとき、評価の根拠となる口コミがあれば尚いいだろう。
食べログや価格.comが支持される理由はそこにあると思う。

では、住宅メーカーを選ぶ際にそんなサイトがないのか？
ずっと探していた人も多いはず。
私もそのひとり。

坪単価のランキングは自身でずっと公表してきた↓
http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2015-06-30

でも満足度や口コミの収集は、
大きな組織でないとムリ。

そんなことを知ってか知らずか、
ついに出ました信頼できそうなハウスメーカーの顧客満足度ランキング。
http://life.oricon.co.jp/rank-house-maker/

調査したのはオリコン。
対象は、
全国5000人の過去10年以内に新築した注文戸建住宅に在住であり、
かつハウスメーカー/工務店（個人経営除く）の選定に関与した人。
1社20人以上の評価があった会社をランキングに入れている。

 ヒアリング項目は以下の１５項目。

打合せのしやすさ
オープンハウス
情報のわかりやすさ
営業スタッフの対応
トータル金額
見積り金額の正確さ
設計担当者の対応
デザイン
付帯サービス
ラインナップの豊富さ
商品（住居）の性能
設備・内装の質の高さ
施工担当者の対応
アフターケア
会社の信頼性

これにプラスして総合の合計16項目のランキングを公表している。

1位はスウェーデンハウスで、へーベルハウス、積水ハウスと続いている。
スウェーデンハウスは、15項目中5項目で1位になっていた。

なるほどと思ったのは、
「打ち合せのしやすさ」
の1位が住友不動産だったこと。




他社の多くは営業、設計、インテリア担当者が別々なので、
一人だけ相性が悪かったり、言った言わないが生じたりしやすい。

同社は、営業担当と設計担当が同じだったはず。
だから打ち合わせがスムーズに進むのだろう。

とはいえ、個人的にはしっかり連携が取れていれば、
それぞれの専門家にお願いしたい。
たとえば、営業力のある体育会系営業担当に設計が得意な人は少ないからだ。

そのほかで気になったのは、
同サイトは上の画像のように各項目ごとのランキングを確認することができるが、
そこに表示される口コミが項目に関連していないこと。

だから、「どうして打ち合せがしやすかったのか」
といったそれぞれの理由が分からないのだ。
ここはぜひ知りたい。

そうはいっても、このような信頼度の高いハウスメーカーランキングはありがたい。
現在は年に一回の更新のようだが、
さらに頻度をあげて盛り上げてほしい。

ちなみに「商品（住居）の性能」では、
ヘーベルハウスが1位だった。

あの鬼怒川の洪水で流されなかった、
ヘーベルハウスだ。



このランキングの調査は、
２０１４年末に行われているので、
そのことは関係ない。
もともと性能に関しての評判は高いのだろう。

私は先週（2015年9月25日）発売の『フライデー』でコメントを求められた。

「ヘーベルハウスだから流されなかったんですか？」

という質問に対してだ。



もしかしたら誌面を読んでYESと理解した人もいたかもしれないが、
そうとは考えていない。

確かにヘーベルハウスは次のような特徴がある。

・鉄骨が軽量鉄骨の割に太い
・太いということは重い（耐震性には不利）

だから流されにくいということはあるだろう。
しかし、軽量鉄骨メーカー同士なら五十歩百歩。
住宅性能表示制度の耐風等級2↓で、

http://www.hyoukakyoukai.or.jp/seido/shintiku/05-01.html
同じように地盤改良をしていればどの鉄骨メーカーでも流されなかったと思う。

それどころか、もっと鉄骨が太いラーメン構造のセキスイハイムやトヨタホーム、
重量鉄骨メーカー（ヘーベルもある）なら、

さらに流されにくかったはずだ。

私はけっしてヘーベルハウスが嫌いではなく、
むしろどちらかといえば好き。
その証拠↓
http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2007-03-14

しかし、他社に比べて圧倒的に頑丈とは思っていないのだ。

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