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築15年、ノーリツ給湯器を交換しました。 [積水ハウス]

とにかく安いところを探しました


3年前の2月、我が家が築12年のときに給湯器が止まった。

夜に風呂を沸かそうとしたら、
うん、とも、すん、ともいわず、
お湯も出なくなったのだ。

大至急積水ハウスに電話したが、
修理業者が来るのは翌日とのこと。

仕方がないので、
夫婦でマシュマロマンのように厚着をして、
2km離れた銭湯へ自転車で行った。


気温2℃。
帰りはひと漕ぎごとに目がつーんと痛くなって涙が流れっぱなし。
その涙が凍りそうになってほっぺもカチカチになった。

もー、こんな思いはしたくない!

翌日来てくれたのは、
ノーリツの販売代理店の人だった。

「そうだよな。積水ハウスで修理できるはずないもんな」

彼は一通り故障した給湯器を点検すると、
状態を説明してくれた。

「修理は可能です。
3万円くらいです。
でも築12年ですから、またいつ壊れてもおかしくありません。
今なら定価40万円が20万円で交換できますよ!」

給湯器の寿命は大体10~15年といわれている。
12年での交換は妥当かもしれない。

だが、
「もしかして、うちだけ異常に長持ちするかも」
という根拠のない期待+交換するならじっくり安いところを見つけたい、
という考えから3万円で修理することにした。

あれから3年経ちました。
だんだん寒くなってきました。

そして実は夏のはじめころから、
リモコンの時計が表示されなくなり、
液晶画面も下半分が暗くなっています。


IMG_4062.jpg


日に日に
「また給湯器が壊れるかも??」
という恐怖心が募ってきました。

「15年経ったし、もう交換するか!」
踏ん切りがつきました。

交換するならできるだけ安い方がいい。
前述のように家を建てた積水ハウスに相談しても、
提携先のノーリツ販売店が来る。
ざっと調べたところ、そこは特にお安いわけではなさそう。
つまり、積水経由のメリットはない。

ならば自力でお安いところを探しましょう。
まずは直接ノーリツとリンナイに当時の機種を伝え、
おススメ機種を聞くことからはじめた。

当時の機種名は
ノーリツ「GT-2428(S)ARX」。
IMG_4064.jpg

フルオートタイプだ。
オートタイプとのおもな違いは、
「フルオートは自動で足し湯と追い炊きをする」
ということ。
つまり、1人目も2人目も3人目も、ほぼ同じ湯量・湯温で入れるのだ。

だが、DINKSの我が家にそんな機能は必要ない。
なので少しでも安いオートタイプにすることにした。

一方でどうしても欲しい機能もある。
それは
「スマホによるお湯はり&追い炊き」
だ。

我が家は夫婦でお出かけすることが多い。
その帰り際にこのようなシチュエーションがたびたびある。
「あぁ~疲れたね。
帰ってお風呂沸かさなきゃね。
沸くまで30分くらいかかるね。
こんなに疲れてるのに待ちきれないね」

なので帰宅中にスマホでお湯はりまたは追い炊きできると非常に便利なのだ。

オートタイプ&スマホ操作が可能。
この条件をノーリツとリンナイに問い合わせると両社ともぴったりの商品があった。

ノーリツ
GT-C2462SARXBL(本体)
RC-G001EW(スマホ対応リモコン)
(セット定価(税込):43万8680円)


リンナイ
RUF-E2405SAG(A)(本体)

MBC-302VC(A)(スマホ対応リモコン)

(セット定価(税込):43万1200円)

そして選んだのはノーリツ。

なぜなら圧倒的に安いから。

おもな給湯器には定価があるが、まったく意味がない。
どこも50~80%引きで販売しているからだ。
とはいえノーリツとリンナイを比較すると、
割引率がかなり違う。
大体数万円の差があるのだ。

そこでノーリツに絞り込んで、
相見積もりをすることにした。

見積りを取ったのは次の合計7業者だ。
・価格.comの最安値業者
・「給湯器 千葉県」の検索結果の上位4社
・ホームセンター2社(ビバホームとカインズホーム)

結果として価格.comは、
「うちは販売だけ。工事は提携先でやるからホニャラナ」
といった的を得ない回答だったので最初に却下。

ほかの工事費込み価格(税込)は以下になる。

・ビバホーム:27万4890円

・カインズホーム:22万3300円
・地元業者A:17万4000円(商品・工事10年保証付き)
・地元業者B :16万5000円(工事のみ10年保証付き)

・地元業者C:15万5000円(メーカー3年保証のみ)

・地元業者D:16万円(商品・工事10年保証付き)


価格としては地元業者Cが一番安い。
しかし、10年保証はオプションとなっており、
付けると17万5000円になるそうだ。
寒い・寒い思いをした我が身としては、ぜひ10年保証がほしい。

と、いうことで保証込み16万円の地元業者Dに依頼することにした。

そして先日取り付けたのがコイツだ。
IMG_4078.jpg


IMG_4082.jpg


「お湯をはる」
「追い炊きする」
という基本機能は前機種と変わらないが、
リモコンのデザインはシンプル&モダンでかっちょよくなっている。

(選択の余地なく、より省エネな「エコジョーズ」にもなっている)


そして何よりスマホ操作ができるのがいい!

IMG_4280.jpg


本当にスマホ画面のボタンをワンタッチするだけで操作が完了。
お風呂が沸いたら連絡もくれる。
もうこれなしでは生活できないかも。

一方で

「あんまり安いところに頼んだら工事がいい加減なのでは」
という心配もあった。
正直、これは今も消えないといえば消えない。
どうやらその業者は個人で営んでいる様子。
つまり社員がいない。
だから安くできる。

と、いうことは廃業してしまったら、
10年保証はどうなるのだろう?
現場で聞いたところ、
「10年で廃業はないですよ。
保証書にも10年保証と書きますから安心してください」

う~ん。
まぁ、基本的に10年以内に壊れることは稀だから、
10年保証はおまけと考えればいいか。
と、いうことにしている。





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注文住宅取得者の平均像2018 年々上昇する建築費 [注文住宅購入者の平均像]

坪単価は約10年で3割アップ……。


一般社団法人 住宅生産団体連合会。
同会は住宅に関する調査・研究・提言・国際交流・情報提供をしているハウスメーカーを中心とする団体だ。
この団体が「2018年度戸建注文住宅の顧客実態調査」の報告書を公表したので、おもな内容を紹介しよう。


まず注文住宅取得者の平均像を図にまとめたものがこれだ↓


注文住宅購入者の平均像2018.JPG


同会は

「世帯年収が若干低下したものの、建築費、住宅取得費が増加し続けていることから、延床面積を抑制するとともに、自己資金が伸び悩む中、贈与と借入金を増やすことで対処している状況が読み取れる」
と考察している。

確かに建築費は上昇し続けている。
本ブログで大手ハウスメーカーの平均坪単価を公表したのは2008年度分から↓



当時の大手ハウスメーカーの平均坪単価は約73万円。
それが10年後の2018年には約93万円、
つまり約3割も上がっている。

坪20万円の差ということは、
38坪なら760万円だ。
一部上場企業の課長さんの年収レベル!?

しかも後者の単価は工務店の建築費も含まれているので、
大手に限ればさらに上がっているはずだ。

なぜか?

材料費や人件費の高騰など色々言われているが、
やはり住宅性能の向上と最新機器の導入が大きいはずだ。

たとえば同調査によると最新機器・建材・技術で取得者の関心が高かったものは、
太陽光発電パネル(52.7%)
メンテナンスフリー外壁(43.7%)
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)(22.1%)
となっている。

これだけで300万円前後のアップになるはず。

一方で我々庶民の収入は、さっぱり増えていない。
国税庁の「民間給与実態統計調査」を確認すると悲しくなる。
2007年の平均年収は437.2万円。
10年後の
2017年の平均年収は432.2万円
むしろしっかり減っている……。

ハウスメーカーとしては人口減=建築数減で、
単価を上げていく戦略をとるしかないのかもしれない。
でも、庶民はそれにどこまでついて行けるのだろうか?



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