へーベルハウスはダントツ頑丈。でも寒い!? [へーベルハウス]
なぜQ値を公表しない?
GWに数件のモデルハウスを見て回った。
業界紙を読むと昨年度の契約数は、
どのメーカーも前年比大幅ダウンのようだが、
全国第2位の某住宅展示場は活況、活況。
駐車場は満車に近い状態だった。
最初に入ったのはへーベルハウス。
5年前我が家を建てる際、
積水ハウスと最後まで悩んだところだ。
その様子は⇒http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2007-03-14
今回行ったモデルハウスは築2年。
外壁のデザインをはじめ、
5年前と変わったところはあまりない。
営業マンは他の客で手いっぱいだったようで、
事務のおばちゃんらしき人が対応してくれた。
とはいえ、さすがへーベルハウス。
おばちゃんでも構造の特徴やメンテナンス方法などはひと通り説明できていた。
坪単価を聞くと、
100万円オーバー。
延べ床面積約92坪で、
建築費は1億円超えとのこと。
確かに「誰がこの家見て自宅建築を想像するの?」
と思うくらい広いが、
一つひとつのパーツは拙宅とそんなに違わない。
キッチンはシステムキッチンだし、
↑旭化成オリジナルのキッチン収納。床に直接置けるのは重いものをしまう時に楽
風呂はユニットバスだし、
内壁は漆喰製とはいえ壁紙だし。
なぜそんなに高いのか。
理由は造作家具が多いかららしい。
↑このAVボードで100万円
う~んアクタスでオーダーすれば30万円だな。合板だし。
家の内装を立派にしたいならつくづくハウスメーカーに頼ってはいけないと思う。
彼らは家具などのプロじゃない。
全部下請けに丸投げで料金は高い。
仕事で町のオーダー家具屋さんをよく取材する。
価格は安いは、小回りきくは、センスはいいはで申し分ない業者ばかりだ。
ネットで「千葉 オーダー家具」とか検索すればいくらでも見つかる。
*特に神奈川の業者はこだわり派が多い。いろいろ質問すると「うっき~!」と永遠に話してくれる
その後ここ5年の改善点を聞いた。
回答として最初に出てきたのは外壁の塗装。
2006年末に15年周期の塗り替えが30年周期にグレードアップした。
この30年てのは私の知るハウスメーカーのなかで最長。
これは以前にも紹介した↓。
http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2007-04-03-1
それ以外はおそらく入社15年以上の彼女でも思いつかない様子。
それならばと1階から2階へと歩を進める。
そして最後はおなじみ屋上だ。
相変わらずデカイ。
2階の面積が40坪弱だから、
屋上は広めの階段室を除いても20坪強。
つまり40畳以上あるだろう。
そのスペースを一面に緑化していた。
しかも家庭菜園も。
ナス、きゅうり、トマトなどなどタタミ6畳分はあった。
↑こいつはイメージ図。興奮して写真撮るの忘れちゃった
<どんだけ強度に自信があるんだ!?>
後日詳細を書くつもりだが、
木造はどんな大手メーカーでも屋上設置を嫌がる。
雨漏りの最大の原因になるからだ。
しかし鉄骨メーカーはそんなことはない。
なかでもへーベルはもっとも屋上をすすめてくる会社だ。
それだけ構造の強さ自信があるのだ。
この頑丈さとメンテナンスの簡単さがへーベルの最大のウリだ。
前途の外壁や屋上防水の耐用年数は30年だが、
鉄骨は60年以上。
つまり基本的には建ててから30年は何もメンテナンスすることがない。
ほんとこの部分はへーベル立派。
たぶん日本一。
でも気になる部分もある。
いまだにQ値(断熱性能)↓を
http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2007-02-19-1
公表していないのだ。
5年前まったくスペックに疎かった木造の住友林業でも今は自慢げに教えてくれるのに。
その点をおばちゃんに聞くと、
「くわしい話は営業から」
と奥に入ってしまった。
代わりに30歳くらいの男性営業マンが登場。
営業マン
「Q値ですかぁ?
実はあの数字はあてにならないんですよ。
だって一邸一邸の断熱性能は違うんですから。
ほとんどのハウスメーカーは代表的なプランの例として、
数値を発表していますが、
実際は窓一枚の差で違いが出ます」
私
「でもへーベルも標準で長期優良住宅基準をクリアしてますよね。
だったら数値もはっきりしているんじゃないですか?」
営業マン
「数値的には2.5前後だと思ってください。
いま<そんな良くない>と思いましたね?
そうです。スウェーデンハウスさんとか一条工務店さんとかの方がずっと低い数字です。でもQ値だけで断熱性能は語れないんですよ。
だってあの数字は断熱材の厚さを増やせば良くなるんですから。
へーベルハウスはへーベル板自体の断熱性能が高いから、
実はQ値以上に暖かい家なんです」
う~む。
初めて同社でワケの分からない説明を受けた。
家ごとにQ値が変わることは良く分かる。
でも他社が公表している以上、
同様の測定方法で出すのが自然じゃないか?
それに外壁だろうと断熱材だろうと断熱性が高ければQ値は低くなるんじゃないだろうか?
だってQ値の定義は
「家の内と外の温度差を1℃としたときに、家の内部から外へ逃げる時間当たりの熱量を床面積で割ったもの」
だから。
「へーベルハウスは他の大手メーカーよりも寒いんじゃない?」
と疑念を持ちつつ今度は木造メーカーに向かうのであった。
10万円以下でレーシック手術を受けてきました!
その様子はこちら↓
http://menchi-yo.blog.so-net.ne.jp/2010-01-18
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toyoさんniceありがとうございます。
by 前太 (2010-05-12 09:07)
タケルさんniceありがとうございます。
by 前太 (2010-05-13 09:13)
masakunさんniceありがとうございます。
by 前太 (2010-05-13 09:14)
xml_xslさんniceありがとうございます。
by 前太 (2010-05-17 09:23)
いのっちままさんniceありがとうございます。
by 前太 (2010-06-20 11:03)
建築関係の会社で働いているものです。
最後のQ値の話につきまして、建設性能評価などは、建築内部の断熱材の性能を評価しています。
そのため、外壁材などの断熱性能は評価されません。
おそらくヘーベルハウスさんでは、外装材のALCを含めて高断熱をうたっているのだと思います。評価上は、断熱材のみですので、Q値が低くなるものかと思われます。
他のメーカーさんは、サイディング材をメインで使っていますので、断熱材を厚くして評価を受けているのだと思います。
正解かわかりませんが、このような理由ではないかと。
by 住宅検討中のものです (2017-02-09 01:40)
住宅検討中のものですさん、コメントありがとうございます。参考にさせていただきます。
by 前太 (2017-02-09 09:12)