金属防水の屋上が98万円! 桧家住宅(その2) [桧家住宅]
実に立派な屋上庭園でした。
「木造住宅で屋上をオススメする理由は何?」
この答えを見つけるため桧家住宅モデルハウスの最上階へ駆け上がった結果、見た風景は!?
想像以上に立派
ちゃんと芝生もある。
タイルだけの味気ない我が家(積水ハウス)↓とは大違いだ。
(やろうと思えばできるけどお金がない)
「なぜ木造でこの屋上が可能なのか」
を、「はぁー! ふぉー!」驚く私の横でニコニコしている桧家住宅の営業担当者に聞いてみた。
営業担当
「当社の屋上は、
亜鉛メッキ鋼板やステンレスなどを用いた金属防水となっています。
亜鉛メッキは瓦屋根の16分の1の重さなので、
木造でも強度に心配はありません。
しかも一般的なFRP(繊維強化プラスチック)に比べ、
高強度なので地震などによる亀裂を低減できます。
また、金属の継ぎ目部分に”ゆとり”も持たせる
「オープンジョイント工法」を採用しているので、
さらに亀裂を回避できます。
防水試験では1時間に240mmの雨量でも漏水しませんでした」
*雨量240mmといえば「視界が真っ白になり、傘がまったく役に立たなくなる」という雨量80mmの3倍。現実ではありえない数値だ。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/amehyo.html
以前シックハウス対策などで天然素材のみを使用する住宅会社を取材したことがある。
http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2009-04-10
構造材の柱はもちろん、接着剤や塗料まで天然素材を使うと聞いて、
「屋上を作る場合はどうするんだろ?」
と思い、聞いたことがある。
「基本的に屋上は作りませんね。
どうしても!?
それならステンレスを使いますよ。
ステンレスなら体に影響がないだけでなく、
防水性も高い。
でも、値段もすごく高くなりますけどね」
このような高級素材を坪単価50万円前後という、
比較的リーズナブルな桧家住宅が採用しているのだ。
「さぞやオプション代が高いのでは?」
営業担当
「屋上のオプション代は100万円前後ですよ。
たとえば広さ15坪の場合は98万円(税込み102.9万円)からです」
我が家は10坪程度で300万円した。
それが15坪で100万円とはびっくり仰天。
15坪といえば総2階で30坪の家の屋根全部だ。
しかもこれには水栓やタイル、タープなども含まれているという。
さらに約16万円足せば畑(土厚20cm)まで作れるというのだ。
なんでそんなに安いの??
理由は今流行のパッケージ型。
つまり部材や設備を限定することで、
仕入れ値や工賃をダウン。
安く提供できるというワケだ。
プランは4つ。
1.スタンダードタイプ
土を使わないタイプ。15坪で98万円(税込102.9万円)
2.グリーンタイプ
芝生があるタイプ。15坪で104万円(税込109.2万円)
3.フラワーガーデンタイプ
植栽が植えられるタイプ。15坪で125万円(税込131.25万円)
4.キッチンガーデンタイプ
畑を作れるタイプ。15坪で113万円(税込118.65万円)
いくらパッケージ化といっても、
これは安い。
木造で屋上を検討するなら、
まず選択肢に入れたい。
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金属防水の屋上が98万円! 桧家住宅(その1) [桧家住宅]
木造住宅は屋上不可!?
先日、いつものように住宅展示場をふらふらしていると、
あるのぼりが目に飛び込んできた。
のぼりの写真撮るの忘れちゃいました……
「屋上庭園 青空リビング」
自由大好き、束縛大嫌いな私は、
屋上大好き↓
http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2007-08-28
早速見学しようとモデルハウスの社名を確認した。
HINOKIYA(桧家住宅)
http://www.hinokiya.jp/
同社は、まだ大手ハウスメーカーとはいえないが、
現場発泡の断熱材とアルミ遮熱シートの「Wバリア工法」などが好評で、
ぐんぐん売上げを伸ばしている。
売上棟数
2010年・・・1033棟
2011年・・・1359棟
2012年・・・1785棟
売上高
2010年・・・303.45億円
2011年・・・391.55億円
2012年・・・521.20億円
とはいえ、その名の通り木造住宅。
「木造で屋上??」
我が家建築の検討時は、
木造住宅のメーカーからは、
さんざん屋上を否定された。
「屋上ですか!?
やめた方がいいですよ。
200から300万円かかりやすし、
絶対使いませんよ。
真冬に上がりますか?」
中には
「できません!」
と言い切るところも。
当時は、なぜこんなに否定的かを説明してくれる営業担当はほとんどいなかった。
しかし、よくよく調べると木造では屋上の重さに耐えられない、
さらに木造軸組み工法は、ある程度揺れることで、
地震の震動を逃がすので屋上を設置した場合、その床に亀裂が入りやすいということが分かってきた。
もちろん設計上はOK。
しかし、実際には雨漏りする事例が多いという。
日経ホームビルダーなどプロ向けの専門誌でも、
その例をたびたび見る。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/HB/
取材などで工務店や建築士に聞いても、
「木造で屋上?
やめた方がいいよ。
ルーフバルコニーも一緒。
せめて下が風呂場とか濡れてもいい場所ならいいけど」
といった意見がほとんどではなく、全部だった。
それがこんなに大々的に広告しているとは。
大至急その理由を聞くことにした。
中に入ると早速イチオシの現場発泡断熱材のサンプルが。
(これに関しては後日書きます)
一通り説明を聞いた後、若干駆け足で屋上へ向かった。
つづく
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