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屋根裏部屋は坪単価に入るのか? [坪単価]

「坪単価ってなに??」

*下記記事は昨年に書いたモノのコピー&修正です。

家を建てる上で、機能性と並び最も気になるのが

価格

だ。

「えっ!!

この価格でこのおうち!!??」

と言われるのが、

「お前の嫁さん、ほんとかわいいね!!」
「お前の犬、ほんといい子だな!!」
「今日のお前の波乗りほんとキレてるね!!」

と並び、私の
”4大褒め言葉”
となっている。
特に私生活において
”費用 対 効果”
に、こだらる私としてはこの坪単価という言葉は聞いただけで
”血湧き、肉踊る”
ワクワク言葉なのだ。

そこで先日●ぱんくろう● さんから
・パティオ
・ベランダ
・屋根裏部屋
は坪単価に入るのか?
という疑問をいただいたので、坪単価に関して書きたい。

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まず坪単価に明確な定義はない。
しかし、上記3つは
坪単価の”坪”に入らない場合が多い。
ということは、例えば、
30坪の家に、+8坪のベランダがあっても38坪にならない。
延床面積
を採用しているからだ。

しかし当然ベランダを作るのに費用はかかるので、
30坪で1000万円=坪単価33万円の家に200万円のベランダをつければ1200万円÷30坪=坪単価40万円
の家となるわけだ。                                     

これに対し、ベランダなどを坪に入れるのを施工面積という。
タマホームなど格安系はこの面積で坪単価を算出するので、
延床面積よりも数字上は広くなる。

さて、屋根裏部屋の話。
屋根裏部屋を述床面積から除外するには条件が付く。
「屋根裏部屋」は天井高1.4m以下で、二階面積の1/2未満の広さであれば、二階建てとして建築することができ、床面積に算入されない。決められている容積率をめいっぱい使いながら別に大きな収納空間を確保できる。また、天井高1.5m未満だから、固定資産税の対象面積にならない。
※地域により異なる場合がある。
 となる。
さて、ここで問題になるのが、

建ぺい率
容積率

だ。
この2つ+北側斜線が生意気で、これさえなければ、私の家は無限の可能性で変化したかもしれない。

建ぺい率とは?
敷地面積に対する建築面積(通常は1階の床面積)の割合。建ぺい率=建築面積÷敷地面積。 建築基準法により、防火や避難路、通風、採光などを確保するために、また都市計画区域内では用途地域の種別、建築物の構造等により建ぺい率の限度が定められている。例えば、建ぺい率が60%の地域であれば、30坪の土地には1階あたり18坪の建築が可能となる。

容積率とは?
上記と同様の理由で、建物自体の容積の制限。たとえば土地30坪の土地に100%の容積率であれば、建物自体の容積は30坪までよ。ということは建ぺい率60%の土地で容積率100%ということで1階部分をぎりぎりの60%にしてしまうと、2階部分は40%まで。一階同じ面積はだめよ。

ということである。
理由をもっと簡単に言うと

「閑静な平均100坪の住宅地の、ど真ん中にいきなり100階建てのマンションが建ったらムカつくでしょ?」
 でも、
「都会のターミナル駅前で容積率100%では複数階の立派なデパートは建てられないからそこでは堅いこと言わないよ」
「だから場所によって適した規制をしちゃうよ!」

ということである。
なるほど、ごもっとも!こういう規制でバランスのとれた”町づくり”ができているのだ。しかし、この規制たちのおかげさまで、なかなか想い通りの間取りができない。(くわしくは後程、建築編で) 
 
「生活空間にゆとりを!だから吹き抜けほしい!でも居住空間も人数分確保しなきゃ!」
といった時、必ずジャマしやがるのだ!
吹き抜けを付けてなおかつ2階に家族の部屋を作れば必然的に下で受け止める1階が広くなる=建ぺい率オーバー(終了)
となるわけだ。しかもこの規制は住みやすい”閑静な住宅地”ほどうるさーい!
建ぺい率40%・容積率80%とかなる。
土地30坪では家が
24坪まで
になってしまうのだ!(100坪なら80坪だけどね)

また、
ゆとり空間=ゆとりの資金ということでもある。
テレビや雑誌で見る”かっこいい”家が

「えっ!!その狭さへの工夫+おしゃれさでその値段!!??」

というのは、最近流行の

”スキップフロア”や”中庭”・吹き抜け・作り付けの収納・キッチン・箱庭つき風呂・はめ殺し巨大窓などなど

でなにげない贅沢全開だからだ。その結果坪単価が急上昇となる。
以前紹介した、私の”理想の家バイブル番組”
渡辺篤史のこんな家を建てたい

渡辺篤史のこんな家を建てたい

  • 作者: 渡辺 篤史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 文庫

で紹介される家では平均坪単価
80万円(予想)
である。
私もこの番組でよく見る舶来の
”巨大どんぶり”↓

みたいな洗面器がついた
「ここ部屋?」
と言われる様な洗面所や
 
”巨大天窓つき・箱庭つき露天風・風呂”

などなど、舶来品&オーダー品ほしかった~!
しかしすべてやっちまうと坪単価は軽く100万円オーバーだ。            
結局国産既製品が品質、価格、デザインのバランスがとれていると妥協してしまうのだ。 
ハウスメーカーならメジャーどころでもわがまま言わずにがんばれば坪単価

60万円

といったところだろう。                                           
そもそもどのハウスメーカーも舶来品の相談したくても国産既製品以外チンプンカンプン専門外だしね。
                                     
つづく




椎名前太ホームページ あなたの「心から納得できる家」が簡単にわかる!
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タグ:坪単価
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